大器晩成

子どもの運動能力の向上について

自分自身の体験から感じ

中学生向けの講演などでも何度か話してきたこと。

 

それは発育発達のピークは個人差があり

その人のよい時期にも差があるということ。

小学校や中学校の段階では

まわりの選手と自分を比較するしか方法がなく

そこで劣っていれば

「自分には才能がない」と思い込んでしまう…

 

いわゆる相対評価

そこで評価が低ければ、その競技をやめてしまうことさえある。

 

でも“大器晩成”と言われるように

後々才能が開花する人もいるということを忘れてはいけない。

 

事実、私自身の経験でも

中学生の時にそれほど足が速いと感じなかった友人が

高校で大ブレークを果たし

大学時代には日本インカレの800mで入賞までしている

 

中学校の時には

田舎の小さな市の大会に出場する程度だった選手が

全国の大学生の中で入賞するなんて…

中学時代に誰がそんな姿を予想しただろう

 

小6のわが息子の野球を見ていても

体格の差が大きな時期だけに

発育発達の原則に照らし合わせ

何が優れているのか?

何が劣っているのか?

いつもを考えながら見ている。

 

「早生まれのハンディはどのくらいあるのか?」

「なんで親とちがって走るのが遅いのか?(苦笑)」

 

もちろんそれはわが子だけではなく

ほかの選手を見ていても同じこと

 

その子の可能性をどのように見てあげるのがよいのか?

将来の飛躍に向けて何をしてあげたらよいのか?

 

相対評価の中に絶対評価の要素を入れ

客観的に見てあげることが必要のはず

 

『現段階の結果がすべてではない!』

と割り切って見守ることも大切だと

改めて感じることが書かれていた記事を見つけました。

 

もちろん子どもたちも

「自分には才能がないんだ」と思い込んで

自分の可能性をつぶさないようにしてほしいと願っています

 

巨人上原、ダイヤモンドバックス平野
高校時代は控えだった

https://www.msn.com/ja-jp/sports/npb/巨人上原、ダイヤモンドバックス平野…高校時代は控えだった「選手列伝」/ar-AAzMxMj?ocid=sf

 

とはいえ…

わが子には

もう少し小さい頃からトレーニングをさせておけばよかった…

と後悔している自分もいます

せめて、奇跡が起こることを期待します