考え方を変えてみよう!「自反尽己(じはんじんこ)」-仕事編-
自反尽己とは
「指を相手に向けるのではなく自分に向ける。すべてを自分の責任と捉え、自分の全力を尽くすこと」
みなさんは仕事の場面において、こんなことありませんか?
「部下に指示しても思うように進まない…」
「望んだ結果が得られない…」
「言ったことが伝わっていない…」
こんな時、あなたならどう対応しますか?
「なんでやってないんだ!」
「どうして言われたとおりにやらないんだ!」
「ちゃんと言っただろう!」
なんて言葉を言いませんか?
このような言葉が使われているシーンを想像するだけでもぞっとしますね。
でもよく見かけるシーンでもあります。
正直、私も使っていました(本当に申し訳ありません…)
これを「自反尽己」の考え方にあてはめてみると
「思うように進んでいないのは自分の手助けが足りなかったからかもしれない」
「自分の指示が的確でなかったのかもしれない」
「もっとわかりやすい伝え方があったのかもしれない」
といったように考えることができます。
つまり一方的に相手を責めるのではなく、自分に原因や理由があったのでは?と考えてみることで、怒りの矛先が変わり、相手の立場に立って物事を見ることができます。
ただし、これは自己肯定感を下げることを勧めているのではありません。
「もう少し周囲のサポート体制を整えてあげよう」
「成功につながるヒントを教えてあげよう」
「次は伝え方を工夫しよう」
といったように前向きに考えることで、相手も自分もそして周囲も、この問題をネガティブにとらえるのではなく、ポジティブに考えることができます。
どうでしょう?
ちょっとした考え方や心がけで、仕事での取り組み方を大きく変えることができます。
ぜひみなさんも試してみてください。
「自反尽己シリーズ」、次回は、スポーツの場面での「自反尽己」を考えてみたいと思います。