就職フェアから見るブランディングづくり

   私が業務のサポートさせていただいている介護施設も参加した「就職フェア」に行ってきました。

前回(今年3月)にも同様のフェアに参加した際に、ブースのしつらえや対応で気づいたことなどをアドバイスさせてもらい、それをもとに改善を図ってのこのフェアとなりました。

 

   そのアドバイスのポイントは
「ブースを訪れる求職者目線とその方を大切にする心」
おもてなしの心(ホスピタリティ)といったほうがわかりやすいかもしれませんね。

 

   この法人は、日頃から職員を大切にしており、人事制度や給与面、福利厚生などが整っているのはもちろん、何よりも職員を大切にしようという気持ちが経営陣にもあふれています。
ただ、その気持ちがあるということと、それが表現されているということは別のこと…

入職した職員には、日常の業務や施設等の雰囲気などでそれを肌で感じることができるかもしれません。しかしながら求職者に対しては、短い時間でその法人の印象度をよくする必要があります。

例えば、どんなにやさしい心を持った人がいたとしても、その人の服装がイメージと違ったり、あるいは乱れていたり、汚れていたりすると、第一印象が悪くなり、伝わるものも伝わらなくなってしまいます。

 

 

   ちなみに第一印象はおよそ3~5秒で決まると言われています。
これを「メラビアンの法則」といい、脳は見た目をより重要視して相手を判断しています。

【人が他人へ影響を与える要素の構成比】

視覚情報(身だしなみ・表情・目線・身のこなし)55%

聴覚情報(挨拶・声のトーン・言葉遣い)38%

言語情報(話の内容など)7%

 

   この就職フェアの対応は、若いメンバーが中心となっての検討会でしたが、今回のブースは見た目ももちろん、タブレットを用いた説明資料まで作られており、予想を上回る変身でした。

自分たちで考え、試行錯誤を繰り返し、進化していく…

これが実践されている気がしました。こういったスタッフがいると心強いですね

 

   次は7月28日に地元の小松市(こまつ芸術劇場うらら)でも開催されます。より多くの方にブースに訪れてもらい、この若いスタッフの心意気を感じてもらいたいと思っています。

 

   大きなテーマとして「ブランディングの構築」を掲げ、その一環としての今回の取り組みでしたが、職員はもちろん、利用者さんや地域の方など、多くの人々から愛される仕組みづくりのブランディングが少しずつ動いていると実感できるフェアでした。