シニアの筋トレ効果
今朝のある新聞の記事に「シニアこそ筋トレ」という企画が載っていました。
昨今、健康寿命などにおけるの筋肉の重要性がさらに高まり、がんや免疫力との関係まで注目されています。
これまでもシニア世代においては、特に転倒予防などのための筋トレが取り上げられてきました。これは「加齢とともに減少し衰えていく筋肉を筋トレで少しでも維持しよう!」という考え方にたってのことであったかもしれません。
□90代でも筋力は向上
しかしオーストラリアの研究において、適切な負荷で運動すると90歳代でも筋力は3ヶ月で174%向上するという報告があるそうです。
「加齢で筋肉量が減るのは細胞の数が減るから…」と言われていますが、この研究においては筋肉の断面積が9%も増え、その結果として筋力が大幅に向上したということだそうです。
□Never Too Late
数年前、小松市のアーケード街(中心商店街)を使って『まちなかウォーク』という事業を行いました。アーケード街は雨も降らないため歩く運動に適している。そのうえ、お買い物もできるということで、シニア世代に呼びかけ、メディカルチェックを行った後、3ヶ月程度の運動実践を行いました。
その際に筑波大名誉教授の勝田茂先生をお招きし、700名ほどの参加者に対して講演会を開催しました。テーマは「Never Too Late 遅すぎるということはない!」
82歳になった今もトレーニングによって質の良い大腿筋を持っておられる勝田先生ご自身が述べられたお話は、具体的であり、大変共感できるものでした。
今朝の新聞にそのことが大きく取り上げられており、私たちが数年前に行ったことを思い出させていただき、自らの使命を改めて考える機会となりました。
シニア世代の筋トレ、大切です!
まずは自分からでしょうか